【応用編】曜日設定の使い方
■ 概要
本記事では、「曜日」機能を使った、複数の設定方法を紹介します。
■ 設定パターン一覧
各項目はすべて「曜日」機能を使用して設定します。以下より、該当する目的の設定手順をご確認ください。
1. 入浴介助の人員配置
- 目的:入浴介助がある特定の曜日にのみ、特別な人員配置ルールを自動で適用します。
- 活用シーン:「入浴がある日は特定の組み合わせを避けたい」「性別に合わせて入浴担当のフロアを限定したい」など、曜日によって業務内容が変わる現場の安全管理に有効です。
具体例①:新人同士のペアを回避する
状況
・入浴介助はペアで行うが、安全のため「新人同士」の組み合わせを禁止したい。
守りたいルール
・入浴実施日:毎週月曜日・水曜日
・対象シフト:AシフトまたはFシフト
困りごと
・単に対象シフト(A・F)からランダムに2名選ぶだけだと、新人同士がペアになる日が発生し、
事故のリスクが高まってしまう。
解決策
・「月曜日と水曜日」かつ「A・Fシフト」という条件を絞り込み、その中で「入浴新人」役職の職員を
「1名以下」に制限します。
設定手順
「月曜日のA・Fシフトに入る新人を1名以下にする(=必ず1名は経験者を入れる)」という条件を作成します。
- 日程範囲:「1週ごと」を選択
- シフト:「A」「F」にチェック
- 曜日:「月」のみにチェック
- 不等号と日数:「≦1」を選択
- ユーザー単位:「全体」を選択
- 対象種別:「役職」を選択
- 対象:「入浴新人」にチェック
💡 ポイント :曜日は「1日ずつ」設定しましょう
- 複数の曜日にチェックを入れると、システムは「選択したいずれかの曜日」で計算してしまいます。
「月」と「水」両方にチェックを入れた場合:
- 「月曜日に1名以下 かつ 水曜日に1名以下」ではなく、「月曜または水曜に1名以下」という命令になってしまいます。
- これでは、月曜日に新人が入ると、水曜日は新人の制限をかけることができません。
正しい設定方法:
- 月曜日と水曜日の両方に入浴ルールを適用したい場合は、「月曜日用の設定」と「水曜日用の設定」を別々に(合計2つ)作成してください。
✅ 水曜日の設定を追加する場合
- 曜日のチェックを「水」に変えるだけでOKです。あとの項目は月曜日の設定と同様に作成してください。
- これで「月曜も水曜も、それぞれ必ず経験者が1名以上配置される(=新人同士がペアにならない)」という理想の条件が完成します。
(画像・動画を活用)
具体例②:性別に合わせた入浴介助
状況
・入浴介助において、男性フロアには男性職員を、女性フロアには女性職員を確実に配置したい。
守りたいルール
・入浴実施日:毎週火曜日・金曜日
・対象シフト:A・B・C・D(日勤帯の全シフト)
・男性フロア:男性職員のみ配置
・女性フロア:女性職員のみ配置
困りごと
・どちらのフロアにも所属している職員がいる場合、システムが性別を考慮せずに割り振ってしまうため、
同性介助のルールが守られない日が出てしまう。
解決策
・特定の曜日の入浴シフトに対して、反対の性別の職員を「= 0 (配置しない)」に設定することで、
消去法により同性のみの配置を確定させます。
設定手順
「火曜日と金曜日、女性フロアの入浴シフトに男性を配置しない(= 0)」という条件を作成します。
- 日程範囲:「1週ごと」を選択
- シフト:「A」「B」「C」「D」にチェック
- 曜日:「火」「金」両方にチェック ※「= 0」 なら一括設定可
- 不等号と日数:「=0」を選択
- ユーザー単位:「全体」を選択
- 対象種別:「役職」を選択
- 対象:「男性」にチェック
- シフト対象グループ:女性フロア
💡 ポイント :「=0」の場合は、曜日の一括設定が可能
- 「1日ずつ分けて設定」が基本的ですが、「= 0(配置しない)」に限っては、複数の曜日にまとめてチェックを入れても正しく機能します。
理由:
- システムは、選択した曜日の「合計」で計算します。
- 「火曜と金曜の合計を0名にする」という命令は、「火曜0+金曜0=0」の組み合わせしかありません。
- そのため、チェックを入れたすべての曜日で「配置しない」というルールが正しく適用されます。
✅ 男性フロアの設定を追加する場合
- 「対象:女性」「シフト対象グループ:男性フロア」に変えるだけでOKです。
- あとの項目は女性フロアの設定と同様に作成してください。
✅ 他の性別の職員が含まれてもいい場合(例外)
- 「女性フロアの入浴日に、2名までなら男性が入ってもOK」というように、0名以外の数値を設ける場合は、曜日をまとめて設定することはできません。
- 曜日ごとにバラして設定を追加してください。
- 【火曜の設定】 曜日:火 / 不等号:≦ 2 / 対象:男性役職 / シフト対象グループ:女性フロア
- 【金曜の設定】 曜日:金 / 不等号:≦ 2 / 対象:男性役職 / シフト対象グループ:女性フロア
- これにより、男性職員が配置されても各日2名以内(=上限を超えずに、必要な女性職員の人数を確保した配置)が実現します。
(画像・動画を活用)
2. 平日のみの特殊ルール
- 目的:平日に限定して、特定の職員を、必ず特定のフロアやシフトに配置したい場合に使用します。
- 活用シーン:「管理職が不在になりがちな平日の現場を、ベテランの田中さんか高橋さんに任せたい」「特定の処置ができる田中さんか高橋さんのどちらかを、平日は必ず男性フロアに置いておきたい」といった、曜日ごとの「キーマン」の配置に有効です。
- 具体例:平日の男性フロアに特定の職員を配置
守りたいルール
・平日の月曜日から金曜日は、男性フロアの体制を安定させるため、「田中さん」または「高橋さん」を必ず配置したい。
・どちらか1名いれば、もう一方は女性フロアに勤務してもらってOK
困りごと
・制限をかけないと、システムが二人の休みを同じ平日に重ねてしまったり、
二人とも別のフロア(女性フロアなど)に割り振ってしまったりする。
解決策
・平日の各曜日に対して、田中さんと高橋さんの二人の合計が =1(1名)になるよう設定します。
設定手順
「月曜日の男性フロアに、田中さんまたは高橋さんを1名以上配置する」という条件を作成します。
- 日程範囲: 「1週ごと」を選択
- シフト: 2人の配置に制限をかけたいシフトすべて
- 曜日: 「月」のみにチェック(※ =1なので1日ずつ設定)
- 不等号と日数: 「=1」 を選択
- ユーザー単位: 「全体」を選択
- 対象種別:「個人」を選択
- 対象: 「田中さん」「高橋さん」の2人にチェック
- シフト対象グループ:男性フロア
💡 平日のルールを完成させるには
「=1(1名)」の設定は曜日をまとめてチェックすることができません。月曜から金曜まで確実にこのルールを守るためには、曜日ごとに合計5つの設定を作成する必要があります。
- 【月曜用】田中・高橋:=1
- 【火曜用】田中・高橋:=1
- 【水曜用】田中・高橋:=1
- 【木曜用】田中・高橋:=1
- 【金曜用】田中・高橋:=1
✅ 幅広い設定に応用できます
「特定の個人」だけでなく、役職やシフトの特性を活かすことで、設定の手間を減らしつつ柔軟な運用が可能になります。
1. 「役職」を活用してメンテナンスを楽にする
個人名ではなく「ベテラン」「記録係」などの役職を指定します。
- メンバーに変更があっても、役職さえ付いていれば設定を修正する必要がないため、運用の手間が減ります。
2. 「専用シフト」ならグループ指定を省略する
「男性フロア専用(A・B・C)」と「女性フロア専用(D・E・F)」のように、グループごとに使うシフトが完全に分かれているなら、「シフト対象グループ」の指定は不要です。
- 制限をかけたい専用シフトをすべて選択するだけで、自動的にそのフロアに対する制限として機能します。
3. 「人とシフトの紐づき」を利用して入力を簡略化する
「田中さん=特Aシフト」「高橋さん=特Bシフト」のように勤務シフトが固定されている場合、対象を「全員」にしても個人を指定した時と同じ効果が得られます。
- 設定例: 曜日:月 / シフト:特A・特B / 不等号:= 1 / 対象:全員
- ポイント: 「特Aか特Bのどちらか1名」という命令が、実質的に「田中さんか高橋さんのどちらか1名」という意味になります。
4. 「どちらか1人」で枠を埋める効率設定
時短勤務用のシフト(P1〜P7)など、重複させたくないが欠員も出したくない枠をまとめて制限します。
- 設定例: 曜日:水 / シフト:P1〜P7 / 不等号:= 1 / 対象:全員
- ポイント: 「時短スタッフが重なりすぎる」と「誰もいない」を同時に防げます。システムに対して「この中から1つだけ枠を埋めて」と、効率的な命令が可能です。
(画像・動画を活用)
3. 土日祝だけの特殊ルール
- 目的:職員が手薄になりがちな土日祝日に限定して、特定の職員同士の休みが重ならないように制御したり、休日専用のシフトを確実に配置したりするために使用します。
- 活用シーン:「管理職がいない土日こそ、リーダーの山本さんと鈴木さんのどちらかには現場にいてほしい」「土日だけ稼働するサポートスタッフ専用の枠を固定したい」といった、休日独自のリスク管理や体制づくりに有効です。
具体例①:休日出勤の重なり防止(リーダーの確保)
守りたいルール
・土日祝日は、現場の判断力を維持するために、
リーダー役職(2名に登録)の誰か1名以上は必ず出勤している状態にしたい。
困りごと
・管理職もリーダーも休み(一般職員だけの体制)になってしまう日が発生する。
解決策
・土日祝日の各曜日に対し、リーダーの「休み」の合計 ≦1 (1名以下)になるよう設定します。設定手順
「土曜日に休むリーダーを1名以下にする」条件を作成します。
- 日程範囲: 「1週ごと」を選択
- 曜日: 「土」のみにチェック(※ ≦1なので1日ずつ設定)
- シフト: 「休み」にチェック
- 不等号と日数: 「≦1」 を選択
- ユーザー単位: 「全体」を選択
- 対象種別:「役職」を選択
- 対象:「リーダー」にチェック
💡 「日」「祝日」の設定を追加して、土日祝のルールを完成させます
- 【日曜用】曜日「日」/リーダー:≦1
- 【祝日用】曜日「祝」/リーダー:≦1
💡 「何人出勤させるか」よりも、「同時に何人まで休んでよいか」を基準にすると、設定がシンプル
【◯名以上出勤させたい場合】
早出・日勤・遅出など、カウント対象とするシフトをすべて指定する必要があります。
【◯名までなら休みが重なってOKの場合】
「休み」の人数だけを指定すればOK。
・リーダー3名中、最低2人出勤してほしい→「休み/≦1」
・リーダー3名中、最低1人出勤してほしい→「休み/≦2」出勤するスタッフがどのシフト(早・日・遅)に割り振られるかはシステムが自動で計算してくれるため、指定の手間が省けます。
✅ 祝日設定の優先順位について
- 「祝日」を選択すると、カレンダー上の祝日を自動判別します。
- もし「月曜日が祝日」だった場合、「月曜日のルール」よりも「祝日のルール」が優先されます。
✅ 設定の応用
- 特定職員の出勤を被らせたくない(休みを被らせる)
「ご夫婦の職員がどちらも週末に出勤になり、家庭の時間が取れなくなるのを防ぎたい」といった配慮も可能です。
- 設定例: 曜日:日 / シフト:休み / 不等号:≧ 1 / 対象:山田太郎・山田花子(個別)
- ポイント: 「日曜日は、2人のうち 1名以上が休み」という命令になります。これにより、「どちらか1名、または2人とも休み」の状態を確定させ、同時出勤を阻止します。
具体例②:土日祝限定シフトの配置
守りたいルール
・土日祝は全体の人数が足りないため、ヘルプ用のシフトに職員を配置したい。
・入る職員は誰でもいいが、「SP」または「特日」に必ず1名必要。
困りごと
・平日の感覚でシフトを組むと、人手が薄い休日でもサポート専用シフトが配置されず、
現場の負荷が高まってしまう。
解決策
・土日祝の各曜日に対し、そのシフトの合計を「= 1」 と設定します。設定手順
「土曜日のSP・特日シフトに、1名を必ず配置する」条件を作成します。
- 日程範囲: 「1週ごと」を選択
- 曜日: 「土」のみにチェック(※ 1日ずつ設定)
- シフト: 「SP」「特日」にチェック
- 不等号と日数: 「=1」 を選択
- ユーザー単位: 「全体」を選択
- 対象種別:「全員」を選択
💡 日曜・祝日も同様に追加
- 日曜日の設定: 曜日のチェックを「日」に変えて、同様に作成。
- 祝日の設定: 曜日のチェックを「祝」に変えて、同様に作成。
✅ 設定の応用
- 具体例②では「誰でもOK(対象:全員)」としていますが、現場の状況に合わせて以下のように条件を絞り込むことが可能です。
- ベテラン役職のついた職員を配置したい時は、対象を「ベテラン」役職に
- 特に2階グループの人員を厚くしたい場合は、シフト対象グループを「2階」に
4. 特定の曜日だけ入れないシフトがある職員
- 目的:特定の職員に対し、「月曜日は早出不可」「金曜日は夜勤不可」といった、曜日単位の勤務制限を設定する際に使用します。
- 活用シーン:「月曜日は子供のお迎えがあるため、遅出に入れない」「日曜日は翌日に授業があるため、夜勤に入れない」など個人のライフスタイルに配慮した、柔軟なシフト作成が可能です。
- 具体例:金曜日だけ「遅出」に入れない津田さん
守りたいルール
・津田さんはどのシフトも勤務可能だが、金曜日のみ「遅出」シフトには配置したくない。
困りごと
・「休み」にしたいわけではなく、
「遅出以外のシフト(早出や日勤など)なら何でもいい」という状態にしたい。
解決策
・「金曜日」を対象に「津田さんの遅出」を「=0(入らない)」に設定します。設定手順
「金曜日の遅出シフトに、津田さんを配置しない(= 0)」という条件を作成します。
- 日程範囲: 「1週ごと」を選択
- 曜日: 「金」にチェック
- シフト: 「遅出」にチェック
- 不等号と日数:「= 0」 を選択
- ユーザー単位: 「個別」を選択
- 対象: 「個人」を選択
- 対象種別:「津田さん」にチェック
💡 ポイント:「固定シフト」と「曜日設定」の使い分け
- 「どちらの機能で設定すべきか」は、その日の勤務を1つに絞り込むかどうかで判断します。
1. 「固定シフト」→ 結果が「1パターンのみ」に確定している場合
- 金曜日は必ず「遅出」にする(他のシフトは絶対に入らない)
- 金曜日は必ず「公休」にする
2. 「曜日設定」→ 結果に「幅や禁止事項」を持たせたい場合
- 金曜日は休み以外ならOK(出勤なら何でもいい):
→ 休みを = 0 に設定(出勤シフトのどれかが割り振られます)- 金曜日は夜勤だけは入れない(休みでも、他の出勤でもいい)
→ 夜勤を = 0 に設定(夜勤以外のすべての選択肢が残ります)
✅ 設定の応用
- 対象を「個人」から「役職」や「所属グループ」へ広げることで、施設行事や定例会議に合わせた高度なシフト管理が可能になります。
毎週水曜日はリーダー会議
- 設定例: 曜日:水 / シフト:夜勤 / 不等号:= 0 / ユーザー単位:個別/ 対象:リーダー(役職)
- ポイント: 「水曜日はリーダーが会議に出席できるよう、夜勤には配置しない」という設定例です。これにより、「出勤する場合は必ず日勤帯のシフト」が割り当てられるようになり、会議への確実な出席をサポートします。
5. 曜日とシフトを限定した勤務回数を調整する
- 目的:全職員に対し、「月曜日のAシフト(清掃担当)」といった特定の条件における勤務回数の偏りをなくし、均等に割り振るために使用します。
- 活用シーン:特定の曜日にしかない業務(清掃、レクリエーション担当、ゴミ出し等)が特定の人ばかりに当たらないよう、負担を分散させたい場合に有効です。
- 具体例:月曜日の「Aシフト(清掃)」を均等に割り振る
守りたいルール
・月曜日のAシフトは清掃作業があるため、特定の個人に偏ることなく全職員に公平に割り振りたい
困りごと
・「なぜか私ばかり月曜日の清掃担当(Aシフト)になっている」といった不満が職員から出る。
解決策
・「月曜日」を対象に「全員のAシフト」の下限回数を設定します。設定手順
「月曜日のAシフトに、全員1回以上入る(≧ 1)」という条件を作成します。
- 日程範囲: 「1ヶ月ごと」を選択
- 曜日: 「月」にチェック
- シフト: 「A」にチェック
- 不等号と日数:「≧ 1」 を選択
- ユーザー単位: 「個別」を選択
- 対象: 「全員」を選択
💡ポイント: 回数の公平性を担保する設定のコツ
- 「全員が必ず月に1回は月曜のAシフト(清掃担当)に入る」という条件を指定することで、特定の職員に負担が偏るのを防ぎます。
💡 ユーザー単位の使い分け
- 「ユーザー単位」は、対象とするスタッフに対してルールを「合計で適用するか」「個別に適用するか」を決める設定です。
個別(今回使用):
- 対象者一人ひとりに対してルールを適用します。
- 例: 「対象:全員」の場合、職員全員が、それぞれ必ず月曜日のAシフトに最低1回配置されます。
全体:
- 対象者全員を合算してルールをカウントします。
- 例: 「誰か一人が月曜日のAシフトに最低1回入ればOK」というルールにしたい場合に使用します(今回のケースでこれを選ぶと、他の人に月曜日のAシフトが入らなくなる可能性があるため注意です)
✅ 設定しても回数にバラつきが出る場合の対処法
- 「最低回数」だけを設定すると、特定の人に回数が多く割り振られてしまう場合があります。
その際は、「おおよその上限回数」を組み合わせて設定するのがおすすめです。
最低回数:月に1回(必須条件) →「少なくとも1回は必ず担当させる」という強い命令。
上限回数:月に2回(希望条件) →「できれば2回以内に収めてほしい」という少し緩やかな命令。すべてを「必須」にせず、「最低は必須、上限は努力目標」にして余裕を持たせることで、バランスの良いシフトが自動生成されやすくなります。
6. 土日どちらかを休みにする設定
- 目的:「土日のどちらかは必ず休ませたい」というルールを自動化し、公平な休日配置を行うために使用します。
- 活用シーン:職員のワークライフバランスを確保しつつ、週末の出勤人数を一定数キープしたい場合に有効です。
- 具体例:希望職員(「週末1日休」役職の対象者)に対し、「毎週土日のどちらかは休み」を自動で振り分ける。
守りたいルール
・「土日どちらかは休み」を希望している職員全員に、休みを自動で割り振りたい。
困りごと
・柔軟な休みの振り分けをしつつ、土日の人手不足を補うシフトを手動で作成するのに時間がかかる。
解決策
・「土・日」の両方を対象に選択し、休み回数を「≧1」に設定します。設定手順
- 日程範囲: 1週ごと
- 曜日: 「土」「日」の両方にチェック
- シフト: 休み
- 不等号と日数: 「≧1」 を選択
- ユーザー単位: 「個別」を選択
- 対象種別:「役職」を選択
- 対象:「週末1日休」にチェック
💡 ポイント :「≧1」で土日を一括設定する理由
- 「= 0」以外は「1日ずつ分けて設定」が基本ですが、今回は「選択した曜日の合計値」で計算される特性を利用します。
理由:
- 「土曜と日曜の合計休み回数を1以上にする」という命令を出すことで、システムは「土曜休み」「日曜休み」「両日休み」のいずれかのパターンを自動で選択します。
- 土日のどちらでもいいから最低1回は休みが欲しい(=ランダムに土日を選んでほしい)場合は、両方の曜日を選択状態にする必要があります。
💡 ユーザー単位の使い分け
個別(今回使用):
- 対象者一人ひとりに対してルールを適用します。
- 例: 「対象:週末1日休役職」の場合、その役職がついている職員全員が、それぞれ必ず1日は週末に休めるようになります。
全体:
- 対象者全員を合算してルールをカウントします。
- 例: 「誰か一人が週末に休んでいればOK」というルールにしたい場合に使用します(今回のケースでこれを選ぶと、他の人は週末出勤になる可能性があるため注意です)
✅ 「連続シフト」と「曜日設定」の使い分け
- 一見似ていますが、システムに指示を出すときの「目的」が異なります。
1. 土日どちらかに休みを入れたい場合 →「曜日設定」
- 指示の内容:休みを「回数」で指定する
- 「土日の2日間の中で、合計1回以上の休みがあればOK」という量の確保を重視した指示です。
2. 土日を連休にしたい場合 →「連続シフト」
- システムに「並び順」を指定する
- 「休み→休み」のパターンを「土曜→日曜」に指定するというつながりを重視した指示です。
■ 注意点・設定前の確認事項
曜日設定を正しく機能させ、精度の高いシフト表を作成するために、以下のポイントを確認してください。
ルールの矛盾・競合に注意
- 同じ対象に対して「月曜日は休み(=0)」と「月曜日はAシフトに入る(≧1)」のように、相反するルールを同時に設定しないよう注意してください。
- システムがどちらを優先すべきか判断できず、エラーの原因になります。
「必須(絶対)」を増やしすぎない
- 条件を絞り込みすぎると、すべてのルールを満たす組み合わせが見つからず、自動生成が実行できなくなることがあります。
- どうしても譲れないものだけを「必須」にし、それ以外は「希望(努力目標)」としてレベルを緩和するのが、スムーズな自動生成のコツです。
職員数と制限のバランスを確認
- 例えば、リーダー全員に「水曜日は夜勤不可」を設定した場合、その日の夜勤を回せる他の職員が足りているかを確認してください。
- ルールを厳しくしすぎると、現場の必要人数(充足数)が確保できなくなる恐れがあります。
設定の「対象範囲」と「ユーザー単位」を再確認
- ルールを適用する「対象」や「ユーザー単位」の選択が適切か、十分にチェックしてください。
- 対象範囲の設定を間違えると、関係のない職員のシフトまで制限され、現場の運用に支障をきたす恐れがあります。
■ まとめ
曜日設定は、施設の運用ルールや職員の公平性を守るための強力な機能です。
- 個別の配慮を自動化: 育児や介護、学業など、一人ひとりの「この曜日は入れない」をシステムに登録することで、手作業での修正漏れを防げます。
- 組織のルールを徹底: リーダー会議や清掃当番など、施設として守りたい「曜日ごとの決まり事」を確実にシフトに反映できます。
- 公平性の向上: 特定の曜日の負担が偏らないよう「回数の平準化」を活用することで、職員の納得感が高いシフト表が作成可能です。
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