「カスタム設定」は、シフトの人数・組み合わせ・配置バランスを細かく調整できる高度なルール設定機能です。
条件なしで常に適用するルールだけでなく、「特定の状況のときだけ適用する」条件付きルールも作成できます。
所属グループ・役職・シフトを組み合わせることで、現場ごとの複雑な運用にも柔軟に対応できます。
1. 設定できる条件例
実際に設定できる例をカテゴリごとに紹介します。
所属グループ別のシフトの制限- 条件なし:1階・2階両方に所属の田中さんだが、出席する会議は1階だけにしたい
- 条件あり:2階の佐藤さんが休みの時だけ、1階所属の田中さんを2階の夜勤に回したい
メンバーの組み合わせ- 条件なし:新人だけの時間帯を作らないようにしたい・ベテラン職員を1名以上含みたい
- 条件あり:教育担当の高橋さんが休みの時だけ、新人同士の組み合わせが起きないようにしたい
人員配置の詳細設定- 条件なし:夜勤帯は、記録係を1名含んだ配置したい
- 条件あり:夜勤帯にベテラン職員が不在の時だけ、記録係を1名含んだ構成にしたい
複数シフトの合計人数を管理- 条件なし:A〜D勤に配置する人数は日によって変動するが、全部合わせた日勤帯は10名確保したい
- 条件あり:D勤に入れる人がいない時だけ、A〜C勤務を合わせて10名確保したい
職員のバランス確保- 条件なし:深夜勤は男女ペアになるようにシフトを組みたい
- 条件あり:深夜勤が男性職員のペアになった時だけ、早出には女性職員を配置したい
2. 設定方法
設定方法を動画でチェック
Step 1:カスタム画面を開く
- ログイン後、左上のメニューから「ルール設定」を選択
- 画面上部のタブから「カスタム」をクリック
Step 2:カスタムを追加・編集する
■ カスタムの追加(新規登録)
- 画面左上の「カスタム追加」ボタンをクリックします
- 表示される入力画面で、以下の項目を設定します
- 必須項目を入力後、「追加」ボタンをクリックして設定を保存します。
| 項目 | 選択肢 / 設定内容 | 例・補足説明 |
| 制約種類 |
条件なし:シンプルなルール 条件あり:特定の条件を満たす場合のみのルール |
|
| カスタム種類 |
制約:絶対に守る 希望:できるだけ守る |
必須:シフト作成時アラート表示有・ロック可 希望:シフト作成時アラート表示無・ロック不可 |
| 希望レベル *カスタム種類希望 のときのみ |
弱 / 中 / 強 | 「希望」条件内での優先度を調整 |
| 対象種別 |
ルールを適用する対象を選択 全員/個人/所属グループ/役職 |
このルールを誰に適用するかを指定 |
| 対象 *対象種別全員 以外のときのみ |
チェックボックスで選択 | 複数選択可能 |
| シフト | ルールの対象となるシフトを選択 | 複数選択可能 |
| シフト対象グループ |
ルールを適用するシフトが属するグループを設定 指定しない:シフト全体に適用(所属するグループが1つ or グループ指定が不要) 指定する:選択したグループのシフトのみに適用(所属するグループが複数ある場合) |
※詳細はQA参照 |
| 不等号と値 |
シフトの回数条件を設定 = ちょうどその回数 ≧ その回数以上 ≦ その回数以下 > その回数より多い < その回数より少ない |
例:「= 2」→ ちょうど2回 例:「≧ 1」→ 1回以上 例:「≦ 3」→ 3回以下 例:「> 1」→ 2回以上 例:「< 3」→ 2回以下 |
| 適用条件 *制約種類条件あり のときのみ |
ルールを適用させるための条件を指定 対象種別/対象/シフト対象グループ/不等号と値 |
※詳細はQA参照 |
| メモ *任意 | このルールに関するメモを自由入力 | ルールの目的や注意点を補足 |
表示・並び順の変更
フィルター
- 各項目のフィルターアイコンをクリック→表示したい条件にチェック
- フィルターと並び替えは同時使用可能です。
並び替え
- ドラッグ&ドロップ または 昇順/降順(↓↑ アイコン)
- 並び替え方法は どちらか一方のみ使用可能 です。
■ カスタムの変更
- 変更したいカスタムのシフトをクリック
- 情報を修正し、「更新」をクリックして保存
■ カスタムの削除
- 削除したいカスタムのシフトをクリック
- 「削除」をクリックして完了
Step 3:反映の確認
変更内容が一覧画面に正しく表示されているか確認してください。
3. よくある質問(FAQ)
Q. シフト対象グループとは何ですか?
A. ルールを適用する“シフト側のグループ”を制限したいときに使います。
対象となるスタッフが複数のグループに所属している場合、どのグループのシフトに対してルールを適用するかを絞り込みます。
指定しない(=制限なし)場合:すべてのグループに属するシフトが対象
- 設定例:「夜勤を0回(=入らない)」 対象種別:役職(看護師) 設定対象グループ:指定しない
- 意味:看護師役職が登録されているスタッフに対して、所属グループに関係なく、夜勤が割り当てられないようになります。
指定する(=対象シフトのグループを制限)場合:特定のグループに属するシフトのみにルールを適用
- 設定例:「夜勤を0回(=入らない)」 対象種別:役職(看護師) 設定対象グループ:指定する(ICU、救急病棟)
- 意味:看護師役職が登録されているスタッフのうち、ICUと救急病棟の夜勤シフトに対してのみ、夜勤回数が0回(=割り振られなくなる)になります。その他の病棟の夜勤は、このルールの対象外です。
特定のシフトをブロックする場合は、「個別日数」と「カスタム」の使い分けが重要です。
-
Aさんに夜勤を割り当てたくない場合: 個別日数セクションで「夜勤:0回」を設定
→ Aさんには一切夜勤が割り当てられなくなります。
-
Aさんの一部のグループの夜勤だけをブロックしたい場合 :カスタム設定で「看護グループの夜勤:0回」 を設定
→Aさんには看護グループの夜勤が割り当てられなくなり、支援グループ(制限していない方)の夜勤には通常通り入ることができます。
Q. 適用条件について詳しく教えてください
A. 「適用条件」は、特定の状況を満たした時にのみルールを適用するための機能です。
通常のカスタム設定(条件なし)では、設定したルールが常に適用されます。一方、適用条件を使うと、「ある条件を満たした時だけ」ルールを発動させることができます。
例:教育係と新人のバランスを保つ設定
制約種別:条件なし- 例:「新人を1名以下にしたい」または「教育係を1名以上含みたい」のいずれかを設定
- 新人だけになるシフトや時間帯を常に防ぐことができます。
制約種別:条件あり- 例:「適用条件:日勤帯に教育係が0名のとき(=日勤帯に教育係がいない時)」「制約:早出と遅出に新人を0名配置する(=遅出と早出に新人を配置しない)」
- 日勤帯に教育係がいない日に限り、早出・遅出に新人が入らないようにする設定ができます。
- この設定が有効な場面:「日勤」は人員数が多く、教育係がいなくてもある程度フォローが可能だが、「早出・遅出」は少人数体制のため、教育係のフォローが必要な新人を配置するのは避けたいといった場合に有効です。
Q. 「ペア設定」と「カスタム設定」は、どちらも職員の組み合わせ制限ができますが、何が違うのですか?
A. 対象になる職員の人数や役職に合わせて適切な方を選択してください。
- ペア設定:少人数同士の「一緒に働かせる/働かせない」の調整に有効
- カスタム設定:グループや役職単位での「バランス調整」に有効
| 比較項目 | ペア設定 | カスタム設定 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 特定の人同士を「一緒に勤務させる/させない」 | 勤務の中で、役職や属性ごとの「バランスや人数」をコントロール |
| 制御対象 | スタッフの組み合わせ(個人間) | スタッフの属性ごとの人数(勤務枠に対して) |
| 設定対象の単位 | 個人(1人ずつ選ぶ) | 個人/役職/所属グループ/全員 |
| 対象の設定例 | 佐藤さんと田中さんを一緒に入れる or 入れない | 「新人1人まで」「看護グループの職員1人以上」など、役職やグループ単位で調整可能 |
| 適している人数規模 | 2〜3人程度の少人数設定向き | 複数人や全体的なバランス調整向き |
| 役職ラベルの活用 | 不可(個人指定のみ) | 可能(「新人」「ベテラン」などを事前に役職登録して使う) |
| 人数制限の設定 | × 不可(誰と組むかのみ) | ○ 可能(◯人以上、◯人までなど柔軟に設定できる) |
| 応用のしやすさ | △ 個別対応には便利だが拡張性は低い | ◎ 拡張性が高く、複雑な勤務条件にも対応 |
| 主な活用例 | 新人のAさんとBさんは一緒にしたくない 教育係と新人をペアにしたい |
同じシフトに新人が2人入らないようにする 夜勤にリーダーを含めたい |
| 組み合わせパターン数 | 固定(主メンバー × ペアメンバー) | 自動計算によって多数のパターンが生成される |
| 向いているケース | 「この2人は必ず一緒」「この2人は絶対別々」など明確な人間関係の制御 | 「新人2人は同じ勤務に入れない」「各勤務にベテランが1人は必要」などの調整 |
4. 関連記事
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。